月刊誌「文藝春秋」8月号に、私の書いた記事が掲載されていますので、ぜひご覧ください。タイトルは「不妊治療大国」日本の悲劇。不妊の当事者や医師に話を聞いた、生の声をベースにした記事です。
最初は「なぜこんなに『卵子の老化』が騒がれているのか」という社会的な記事にする予定でしたが、紆余曲折あり、当事者の声を中心にしたものにすることになりました。
中には、男性不妊の当事者の声もあります。
『卵子老化』が言われるようになり、不妊治療の助成に年齢制限が付くなど、少しずつ産む年齢についての意識は変わってくるのかもしれません。しかし、実際の社会は、産みにくく、育てにくい現状があります。かといって子どもを持たなければ、周りから責められる女性も多くいます。本当に、難しいなと思いました。
政府はずっと以前から少子化対策をしていますが、奏功していません。
そういう私も、妊娠・出産よりキャリアを優先してしまってきた一人です。他人事ではないと感じながら書いていたので、心が重くなった時期もありました…。
ぜひお手にとってご覧いただけますと、嬉しく思います。