宋:梅村君はこれからどうするん? 政治家に戻るんやろ?
梅村:そのつもりで今は色々あちこちで勉強させてもらってるよ。ちょっと話は変わるけど、医者で政治家になりたいという人は結構多いんです。僕のところにも色々相談に来られるんですけど、彼らの多くは、今の職場でうまくいかないとか、今やっていることに行き詰まりを感じているんです。それで新たな道ということで政治の世界に来ようとしているんです。
司会:そんな“青い鳥症候群”のような…。
宋:ある意味、環境をリセットしたいんやな。
梅村:僕の場合は、たまたま声を掛けて頂いたことから、この世界に入った。そういう意味で言えば、いまだに気持ちというか立場は医者なんですよ。そこから教育であったり、外交であったり、厚生労働であったりに派生しているので、医系議員と呼ばれるのも何か少し違うなと感じるところがあったりしてね。だから僕はやっぱりこの世界に縁があるので、もう一度チャレンジしたいと思ってますよ。ただ、どの政党から出るのかとか、今後どういう状況になるか分からないし、コールがかかる時はすぐですからね。突然3ヶ月後ですよとかもあるし(笑)。ずっと準備していられるわけではないですからね。
司会:医療関係の方にお会いしていると、皆さん「梅村先生は今はどうされているの」とおっしゃいますよ。
梅村:大阪大学に医療経済学という寄付講座があって、そこで論文を書いたりとか、日医総研の客員研究員として5月にはドイツに専門医制度について調べに行ってきました。まあ今は充電期間かな。次、議員になった時は、党は分からないけど一期生ではないから「ゆっくり勉強してやります」というわけにはいかないので、今がいい時期なのかなと思っていろんなことやってますね。
宋:じゃあ2年後くらいかな(笑)。
梅村:2年後くらいかな(笑)。
宋:いま政治を見ていても、安部首相はどうなんだろうと思う。私は内閣府の少子化危機突破タスクフォース第二期のメンバーだったけど、安部首相の言った「3年間抱っこし放題」とか、誰もそれについて動いていないし、内閣府と首相の考えがこんなにずれていていいのかなと思う。「女性の活用」とか言っても全然考えてないと思うし。
梅村:そういうところを考えててもね、よく「どこの党から?」と訊かれるんですが、僕にとって今ピタッと合う政党があるのかと言うと、これはまたないのも事実なんですよ。
司会:国民の一人として言わせてもらうと、もう「政党」というのをやめていただきたいと思うんです。同じ政党の中に、優秀な政治家も、そうでない政治家もいます。自分が応援したい人がいても、その人が所属する政党は応援したくないということもあり得ます。それに時代として、政党ではなく個人を見る時代になってきたと思います。
梅村:そうですね。僕の方はこうやって充電しながら、またチャレンジしたいなと思ってますよ。
司会:では最後に、お互いに対して、お一言ずつお願いします。
宋:梅村君、日本を変えてくれるよう期待してるんで、よろしく。
梅村:宋先生が僕らの学年で一番発信してくれている方で、それと同時に、彼女の然本質は学生時代と全然変わってはらへんので、今日は会えてすごい嬉しかったです。彼女が今日お話しした中で、「色物と思われないように本質を発信していきたい」というお考えは、僕も何か応援させてもらえたらなと思います。今日は本当にお会いできて、うれしかったです。
宋:私もです。これからもWin-Winな関係を。
梅村:あれ、真美ちゃん寝ちゃいましたか?
宋:うん、よう寝てるわ。ほんなら今日は、どうもでした~。
(了)